新しい、私でありたい。

シンプルに生きる

花瓶。

私が花ならば、花瓶は、家族と友達。

私を支えてくれる人たち。

 

私が花ならば、水は、先生。

毎日新しい水を与えてくれる。

時に冷たく、時に温かく。

 

私が花ならば、花は野花の地味な花。

この地味な花のために、

たくさんの人たちが毎日私を幸せにしてくれる。

ただの、野花だけど…

 

入院中、そんなことを考えていた。

 

妹に貰ったかわいい花花を、

毎日枯らさないように

水を替え、手入れをし、声をかけ。

 

長持ちするから、

同じ病室のおばあちゃんに驚かれ、

捨てることも出来ずに

退院してからも玄関に飾った。

 

手術直後から、

痛い痛いと訴える私を飽きることなく、

毎日朝晩顔を出しては、対応してくれる先生が嬉しかった。

 

忙しいのに、休みの日も来てくれ、笑わせてもくれた。

 

こんな私だけではなく、

他の患者さんへも一生懸命な先生の姿を観て

私も負けてられない!と、奮い立ち、

『痛い。』をやめた。

 

その代わり『慣れるしかない!』

と、言うと、

『あはは、そうなったねー。』

と、滅多に笑わない先生が温かく笑ってくれ、

『頑張ります。』

 と、言うと、

『頑張らんでいいんやけどね。』って

ずっと味方で居てくれた。

 

先生は、水。

 

花は水がなくても、ドライフラワーとして

生きることはできる。

だけど、今の私に、水は要る。

水なしでは、人間生活を全うできない。

 

先生、いつもいつもありがとう。

診察のとき、言いたくても、

余裕がなくてごめんなさい。